2014年2月23日(日)に,kicad.jpとしては初のKiCad講習会を開催しました.
最初,定員20名として募集したのですがすぐに埋まってしまい,急遽,募集定員を追加する嬉しい事態となりました.
様々な方にブログ等で感想をアップしていただいているので,ここでは軽い紹介のみにとどめます.
講習会は株式会社 豆蔵さんのご好意により,30人強が入るセミナールームを無償でお借りしました.電源や無線LAN,プロジェクター,マイク,ビデオカメラまで,至れり尽くせりでした.豆蔵さん,本当にありがとうございました.
講習会は,kicad.jp管理メンバーの挨拶の後,実際にKiCadを操作しながらチュートリアルの内容をみんなでたどるといったものでした.途中,休憩をはさみながら4時間強の講習でした.
講習の合間には,飲み物の差し入れがあったり,作成した基板を見せ合ったりといったことがありました.
講習会の後,希望者で懇親会も行い,その場でKiCadの読み方を「キキャド」とすることに決定しました.たぶんこの決定が一番重要だったのではないかと思います.公式ではなく,あくまでkicad.jpの内部だけですが,一応,海外のYouTubeでの発音に準拠しました.
講習会では,次回以降の講習会をより良いものとするため,参加していただいた皆さまからアンケートでフィードバックをいただきました.ここでは,その結果を報告したいと思います.
【1.今回の講習会を知ったきっかけ】
第一回KiCad講習会アンケート結果
有効回答数は30ですが,重複があります.(←なんで円グラフにした)
TwitterとMLが大半ですね.このあたりは,今後も大事にしていこうと思います.
【2.講習の内容は期待通りだったか】
第一回KiCad講習会アンケート結果
有効回答数は29です.
多くの方にとって期待通りだったということで,安心しました.
【3.講習会の難易度】
第一回KiCad講習会アンケート結果
有効回答数は29です.
【4.講習会に期待していた内容】
第一回KiCad講習会アンケート結果
有効回答数は16です.
実際の講習会の内容も,基本的な使い方だったので,これを期待して来ていただいた方たちには満足していただける内容だったのではないかと思います.ただ,ライブラリ関係については,今回は時間が足りず紹介することができませんでした.次回への課題ですね.
【5.次回の講習会で聞きたい内容】
第一回KiCad講習会アンケート結果
複数選択可能で回答していただきました.
ライブラリ関係については,本気でそちらにだけ注力した講習会をやる必要があると感じています.経験者の方からは,オートルーターや他のCADやSpiceとの連携の講習をして欲しいといった要望がありました.
【6.また来たい/友人紹介したいと思ったか】
第一回KiCad講習会アンケート結果
有効回答数は27です.
ありがとうございました!
【7.普段のKiCadの利用方法】
第一回KiCad講習会アンケート結果
有効回答数は29です.
仕事で使用されている方が意外といらっしゃることがわかりました.
【8.普段使っているPCB CAD】
第一回KiCad講習会アンケート結果
KiCadよりEAGLEを普段使っている人のほうが多いという(笑).
それだけ,EAGLEユーザーから注目されているということでしょうね.
【9.PCB CADの選定理由】
第一回KiCad講習会アンケート結果
KiCad講習会に来るような方は,”無料であること”を特に重視される方が多いようです.
【10.今後KiCadを使用したいと思ったか】
第一回KiCad講習会アンケート結果
有効回答数は29です.
ありがとうございます.
【11.KiCadを使いたいと思った理由】
第一回KiCad講習会アンケート結果
やはり,”無料”と答えた方が多いです.他にも,分かりやすさや高機能を推していただきました.
【12.その他】
その他,何でも気づいたことを自由形式で書いていただきました.また,懇親会の席でも色々とご意見をちょうだいしました.
- 今回のような入門セミナーをもっとやって欲しい.
- 利用事例の紹介が欲しい.
- 講習の様子を動画でアップして欲しい.
- 実際に業務使用している人が講習をしたのが良かった.
- 説明が親切だった.
- 質問への回答が不親切なものがあった.
- 事前にスケジュールや持ち物,使用するKiCadのバージョン等,詳細の連絡が欲しい.
- 時間が足りなかった.
- 終了時間は守ってほしい.
- 質問を受ける時間は別枠にしてはどうか.
- パワーポイントの色が見づらい.
- 会場が静かで良かった.
- 会場が寒かった.
- グループ講習はどうか.
- 有料制にしてはどうか.
- 地方で講習を開ける人材を育てたい.
- GitHubにkicad.jpの共用ライブラリを作ってはどうか.
- 秋月部品のライブラリをみんなで作るハッカソンを開いてはどうか.
- みんなで翻訳するハッカソンを開いてはどうか.
- OSCなど外部とのつながりを作ってはどうか.
参加してくださった皆さま,ありがとうございました.
ぜひ,また次回お会いできるのを楽しみにしています.