KiCad 4.0.1 安定板リリース!


 うかうかしている間に,正式な安定板が出てしまいました(^_^;)

Windows 64bit版
Windows 32bit版
Mac OSX版 そのextraファイル
・Linux版 – こちらからお使いのディストリを選んでください.

 今回のリリースは,kinichiroさんstarfort_jpさんnosuzさんmiettalさんのご尽力により,最初から完全な日本語版のマニュアルが同梱されています.ありがとうございました!

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KiCad 4.0 RC版リリース!


 ようやく出ました!
 こちらはRC(Release Candidate)版と言って,一定期間お試しの形で開発者が試用し,問題が報告されなければ,これがそのまま安定板としてリリースされる版になります.
 まだ,テスト版という位置づけのため,大事な基板の設計に使用するのはお薦めしません.あくまで,次期KiCadがどんなものか,お試しで使ってみるくらいのスタンスでお願いします.

Windows 64bit版 RC2
Windows 32bit版 RC2
Mac OSX版 Mac OSX用extra
・Linux版 – こちらからお使いのディストリを選んでください.

 マニュアルは,急いで翻訳していますが,翻訳中のバージョンをこちらのページの「プレビュー」の部分から読むことができます.PDFの他に,電子書籍のEPUB形式もあります.

 今回のリリースから,KiCadにメジャーバージョン番号がつくことになりました.
 次期KiCadは,バージョン4.0.0になります!

 今回,kicad.jpとしては,TwitterやMLで集まったバグの報告を本家のIssueリストに上げたり,KiCadのGUIとマニュアルの日本語翻訳の部分に貢献しました.

 今回のKiCadは,押しのけ配線やクラウド連携ライブラリといった,意欲的な機能が多く追加されています.特に押しのけ配線については,商用のPCB CADでは一般的でしたが,フリーのPCB CADに実装されたのは,おそらく初めてかと思います.
 機能の面で見ると,とても進化したKiCadですが,こうした機能も使ってくださる方がいないと,何の意味もありません.少しでもKiCadのプロジェクトに貢献したいと思っている方は,ぜひご自分が勉強した内容や使用例をWeb上に公開したり仲間内で見せ合ったりして,自分以外の人にKiCadの良さを広めていっていただければと思います.kicad.jpのWikiにも,「参考になるWebページ」や「作成したPCBの紹介」を記載するページがあるので,そちらにどんどん追記していただけると,世の中の多くの人に役立ちます!Wikiは誰でも編集可能なので,ぜひよろしくお願いします.

 最後になりましたが,開発リードのWayne Stambaugh氏を始め,開発に関わった方々,バグを報告してくださった皆さま,KiCadの普及に貢献してくださった全ての方に感謝致します.

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KiCad bzr4022-ja版


 書籍が発売されてから一定期間経ちましたので,書籍にも付属していたkicad.jpによって日本語化されたKiCadの最新安定版BZR4022のバイナリを発行致します.

KiCad bzr4022-ja Winインストーラ (exe) MD5:2dfc672022233fe3bc8f0cdb246038e9
KiCad bzr4022-ja ソースコード MD5:5a7cd5ce2dddfb2c30dbf11cf475fa9a
KiCad bzr4022-ja 言語ファイル MD5:5ae46bcb1f0b8f259a063b2e8e2278d5

 前のKiCadの選び方ガイドの記事でも書きましたが,これですら1年前の公式の安定板リリースで,最近話題の押しのけ配線進化したモジュールエディタは搭載されていないんですよね・・・.どうしようかなぁ.

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KiCadの導入方法について


 こんばんは.yonekenです.
 KiCad本がめでたく発売され,これからKiCadを初めてみようかと思った方も多いと思います.その際,「最新版がどこにあるのかよくわからない」という質問をよく受けるので,ここでまとめておきます.

 KiCadはOSS(オープンソース・ソフトウェア)なので,アプリケーションを作成するためのソースコードが全て公開されています.そのため,バラバラのバージョンのアプリケーションが色々なところで配布されていますが,基本的には,KiCadを開いたときにステータスバーに表示されるBZR○○○の○○○に入る数字が大きいほうが新しいものです.

トラスペ No127(通称,KiCad本)のDVDに収録のもの:BZR4022-ja
 最新安定版の,UIをkicad.jpで日本語化したものになります.Windows用のみ.こちらはkicad.jp管理グループが完全にコントロールしているため,できれば大多数のユーザーの皆さまにも,このバージョンを使っていただきたいところ..

KiCad本家の最新版:BZR4022
 KiCad本家がリリースしている最新の安定版になります.KiCadの日本語化作業が本家と非同期で行われているため,インタフェースがところどころ英語版のままになっています.Windows用とUbuntu用が配布されています.

・Linuxの各パッケージマネージャで配布されているもの:色々
 aptやyum等,Linuxのそれぞれのパッケージマネージャで配布されているものです.日本語化はされていないため,自分で日本語ファイルを所定の位置に配置してください.パッケージのメンテナによっては,古いバージョンのまま放置されていることもあるようです.

トランジスタ技術2013年5月号のDVDに収録のもの:BZR3256-ja
 過去の安定版の,UIをkicad.jpで日本語化したものです.上のBZR4022版との主な違いは,PcbNewの基板データのファイルフォーマットが異なることと,配線禁止領域の設定がないことと,パッドの個別設定ができないことです.Windows用です.

 以上がお勧めできるバージョンになります.これより下は,あまりお勧めできない・・,もし問題が起こっても,誰かに助けてもらえる可能性が非常に低いバージョンです.

Mdx4というサイトで配布されているMac版:BZR4721
quartzoというサイトで配布されているMac版:BZR4027
 KiCad本家は,Mac用の安定版リリースをしていません.そのため,ここで配布されているのは,KiCadをサイト管理者が独自にビルドしたものです.Mac版はバグ修正が不十分なため,どこでエラーが出るか分かりません.Mdx4版はライブラリが別配布になっているので,忘れず導入してください.

開発リポジトリを独自ビルド
 現在,開発中のソースコードを自分でビルドしてしまう方法です.CERNによる押しのけ配線等の新機能を利用できるのは,今のところこの方法だけ(*)です.当然ながらバグの宝庫なので,問題が起こった場合は自分でC++のソースコードを読んで修正して本家にパッチを投げられるくらいの人でないと,基本的には厳しいです.
 最近,Windowsユーザー向けには,kicad-winbuilderという,簡単に最新の開発版をビルドするツールが提供され始めました.また,Macユーザー向けに,Homebrew用のスクリプトを提供する試みもあります.しかし,バグの宝庫であることは変わらないので,注意して利用してください.

 kicad.jp管理グループとしてお勧めなのは,断然,一番上のトラスペ版です!他のバージョンで問題が起こっても,正直,フォローはできかねる場合があります.
 ただし私自身はMacユーザーなので,一番下の独自ビルドをする人が増えることをひそかに期待しています.一緒に血の涙を流しながらMac版のデバッグをしましょう(何

* : 押しのけ配線の機能が導入されたのは,BZR4863時点.

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KiCad本を発売しました!


 広告や口コミ等でお聞きの方も多いとは思いますが,この度,CQ出版様から,初の日本語のKiCad解説書を出版させていただきました.愛称は「KiCad本」です.よろしくお願い致します.

 記事の内容の半分は,前回のトラ技記事の内容を最新のKiCad安定版用にアップデートしたものですが,あとの半分に,CQ出版編集部の皆さまによるプロの校正が入った,KiCadマニュアルの完全日本語版を掲載しました.こちらの日本語訳は,kicad.jpユーザーグループの皆さまにご協力いただいたものです.本当にありがとうございます.

 管理グループとしても,皆さまに何とかご恩返しができないかと相談し,マニュアル部分の原稿料を大部分返上して,そのぶん書籍の値段を下げていただきました.そのため,CD-ROM付き248ページで2700円(税込2916円 @8%)と,破格の値段設定となっております.なので,これがトラスペの通常の値段と思わないでください,KiCad本だけの特別価格です.

 その他にも,トラ技では誌面の都合で載せきれなかった,回路図マクロやフットプリントといったライブラリの作成方法や,完成した基板データのP板.comへの発注方法,Digi-keyへの部品の発注方法の記事もあります.また,KiCadが採用しているGPLというライセンスについて,最近話題の中国の格安基板メーカーについて,このkicad.jpというKiCadの日本ユーザコミュニティの成り立ちと運営方針についてといった,普段あまり気にされないであろう部分についても書き下ろさせていただきました.
 書店で見かけたら,手に取ってパラパラとめくっていただければ幸いです.よろしくお願い致します.

 最後になりましたが,こうして本を出せるまでにKiCadとkicad.jpを支援してくださった,kicad.jpユーザーグループの皆さまに厚く感謝を申し上げます.本当にありがとうございました.

kicad.jp管理グループ一同

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KiCad講習会@都立科学技術高校


 このたび,都立科学技術高校とコラボして,KiCad初心者講習会を開催する運びとなりました.kicad.jpとしては,二回目の講習会となります.

【日時】
2014年4月20日(日)
10時〜16時 (開場:9時30分)

【会場】
東京都立科学技術高校

【参加募集人数】
40名

【参加費用】
200円(資料のコピー代として) ただし,学生は無料
寄付歓迎

【持ち物】
KiCadをインストールしたノートPC(必須)

【内容】
・基板設計の基礎知識
・回路図入力
・基板データ作成
・ライブラリ作成
・演習
前回の講習会の内容に,ライブラリ作成と演習を
追加した,盛りだくさんの内容となっております.

現在,参加者の募集を別ページで行っています.
多くの方の参加をお待ちしております.

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第一回KiCad講習会まとめ


 2014年2月23日(日)に,kicad.jpとしては初のKiCad講習会を開催しました.
 最初,定員20名として募集したのですがすぐに埋まってしまい,急遽,募集定員を追加する嬉しい事態となりました.
 様々な方にブログ等で感想をアップしていただいているので,ここでは軽い紹介のみにとどめます.

 講習会は株式会社 豆蔵さんのご好意により,30人強が入るセミナールームを無償でお借りしました.電源や無線LAN,プロジェクター,マイク,ビデオカメラまで,至れり尽くせりでした.豆蔵さん,本当にありがとうございました.

 講習会は,kicad.jp管理メンバーの挨拶の後,実際にKiCadを操作しながらチュートリアルの内容をみんなでたどるといったものでした.途中,休憩をはさみながら4時間強の講習でした.
 講習の合間には,飲み物の差し入れがあったり,作成した基板を見せ合ったりといったことがありました.

 講習会の後,希望者で懇親会も行い,その場でKiCadの読み方を「キキャド」とすることに決定しました.たぶんこの決定が一番重要だったのではないかと思います.公式ではなく,あくまでkicad.jpの内部だけですが,一応,海外のYouTubeでの発音に準拠しました.

 講習会では,次回以降の講習会をより良いものとするため,参加していただいた皆さまからアンケートでフィードバックをいただきました.ここでは,その結果を報告したいと思います.

【1.今回の講習会を知ったきっかけ】

第一回KiCad講習会アンケート結果

第一回KiCad講習会アンケート結果


 有効回答数は30ですが,重複があります.(←なんで円グラフにした)
 TwitterとMLが大半ですね.このあたりは,今後も大事にしていこうと思います.

【2.講習の内容は期待通りだったか】

第一回KiCad講習会アンケート結果

第一回KiCad講習会アンケート結果


 有効回答数は29です.
 多くの方にとって期待通りだったということで,安心しました.

【3.講習会の難易度】

第一回KiCad講習会アンケート結果

第一回KiCad講習会アンケート結果


 有効回答数は29です.

【4.講習会に期待していた内容】

第一回KiCad講習会アンケート結果

第一回KiCad講習会アンケート結果


 有効回答数は16です.
 実際の講習会の内容も,基本的な使い方だったので,これを期待して来ていただいた方たちには満足していただける内容だったのではないかと思います.ただ,ライブラリ関係については,今回は時間が足りず紹介することができませんでした.次回への課題ですね.

【5.次回の講習会で聞きたい内容】

第一回KiCad講習会アンケート結果

第一回KiCad講習会アンケート結果


 複数選択可能で回答していただきました.
 ライブラリ関係については,本気でそちらにだけ注力した講習会をやる必要があると感じています.経験者の方からは,オートルーターや他のCADやSpiceとの連携の講習をして欲しいといった要望がありました.

【6.また来たい/友人紹介したいと思ったか】

第一回KiCad講習会アンケート結果

第一回KiCad講習会アンケート結果


 有効回答数は27です.
 ありがとうございました!

【7.普段のKiCadの利用方法】

第一回KiCad講習会アンケート結果

第一回KiCad講習会アンケート結果


 有効回答数は29です.
 仕事で使用されている方が意外といらっしゃることがわかりました.

【8.普段使っているPCB CAD】

第一回KiCad講習会アンケート結果

第一回KiCad講習会アンケート結果


 KiCadよりEAGLEを普段使っている人のほうが多いという(笑).
 それだけ,EAGLEユーザーから注目されているということでしょうね.

【9.PCB CADの選定理由】

第一回KiCad講習会アンケート結果

第一回KiCad講習会アンケート結果


 KiCad講習会に来るような方は,”無料であること”を特に重視される方が多いようです.

【10.今後KiCadを使用したいと思ったか】

第一回KiCad講習会アンケート結果

第一回KiCad講習会アンケート結果


 有効回答数は29です.
 ありがとうございます.

【11.KiCadを使いたいと思った理由】

第一回KiCad講習会アンケート結果

第一回KiCad講習会アンケート結果


 やはり,”無料”と答えた方が多いです.他にも,分かりやすさや高機能を推していただきました.

【12.その他】
 その他,何でも気づいたことを自由形式で書いていただきました.また,懇親会の席でも色々とご意見をちょうだいしました.

  • 今回のような入門セミナーをもっとやって欲しい.
  • 利用事例の紹介が欲しい.
  • 講習の様子を動画でアップして欲しい.
  • 実際に業務使用している人が講習をしたのが良かった.
  • 説明が親切だった.
  • 質問への回答が不親切なものがあった.
  • 事前にスケジュールや持ち物,使用するKiCadのバージョン等,詳細の連絡が欲しい.
  • 時間が足りなかった.
  • 終了時間は守ってほしい.
  • 質問を受ける時間は別枠にしてはどうか.
  • パワーポイントの色が見づらい.
  • 会場が静かで良かった.
  • 会場が寒かった.
  • グループ講習はどうか.
  • 有料制にしてはどうか.
  • 地方で講習を開ける人材を育てたい.
  • GitHubにkicad.jpの共用ライブラリを作ってはどうか.
  • 秋月部品のライブラリをみんなで作るハッカソンを開いてはどうか.
  • みんなで翻訳するハッカソンを開いてはどうか.
  • OSCなど外部とのつながりを作ってはどうか.

 参加してくださった皆さま,ありがとうございました.
 ぜひ,また次回お会いできるのを楽しみにしています.

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KiCadのWindows版ビルドについて


2013年のKiCadはCERNの開発参加や機能向上により頻繁に更新されています。(8/10現在のパッケージ最新版はBZR4022版)

GUI翻訳や機能確認のため、Testing版をビルドしてみたいと考えていたところ、Launchpad上に

KiCad-Windows builder

というものがあり、WxwidgetやBazaarなどの環境構築からKiCadソースの取得、ビルドまでを行うソフトウェアが公開されています。

土屋の環境ではビルド中にエラーとなってしまいましたが、このソフトに関する情報のご提供、あるいはパッチをあてて頂ける方を探しております。また、当サイトWikiに追記頂いても構いませんので、是非ご協力をお願いいたします。

2013-10-26追記

上記ビルドエラーの件、当方のセキュリティソフトをカスペルスキーからウィルスバスターに変更することで無事にビルド、実行が出来ていますのでご報告いたします。

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CERN(欧州原子核研究機構)がKiCadのサポートを表明


 すごいニュースが飛び込んできました!
 CERN(欧州原子核研究機構)が今後,KiCadにフルタイムで貢献してくれるそうです.
プロジェクトのWiki
KiCadデベロッパーのメーリングリストへの投稿

 ロードマップも公開されているのですが,何せ数が多い!中にはフレームワークの見直しとか,もうこれほとんど全面改訂なんじゃないの??ってくらいの規模です.

 ざっと項目だけ列挙しますと,
1.統合されたジオメトリのライブラリ.
2.押しのけ配線.
3.コンポーネントの見栄え改善.
4.レイヤー数の拡張.
5.拡張ツールのためのPcbNewのフレームワークの見直し.
6.図面ページへのテンプレートの導入.
7.ソースの全面見直しによる,無用なビルドフラグの削除,プラグインのダイナミック・リンク・ライブラリ化.
8.ライブラリ・ブラウザーの改善.
9.ユーザーインタフェースの改善.
10.DRC(デザイン・ルール・チェック)の改善.
11.ネットリストの差分確認&ECOレイヤーの有効活用によるピンや部品のスワッピング機能.
12.選択機能のインテリジェント化.
13.PcbNewとEeSchemaのコードを最適化するツール.
14.EeSchemaにおける仮想のコンポーネントやネット機能.
15.LTSpiceとの連携強化.
16.差動ペア/バスの配線サポート機能.
17.分割された基板のサポート.
18.PcbNewのディメンジョンの改善.
19.3次元モデルサポートの改善.
が提案されています.

 なおメーリングリストへの投稿によると,このプロジェクトはKiCadのメイン開発陣と綿密な協議を経て決定されたものだそうで,その点は安心です.

 CentOSの開発の遅さに業を煮やしてCern Linux(後にScientific Linuxと統合)を開発してしまったCERNがKiCadの開発に加わることで,どのような展開になるのでしょうか?
 今後の展開に,目が離せません!

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Eagle2Kicadコンバーター 【Web版】


 いよいよ今日はトラ技KiCad号の発売日ですね!
 このkicad.jpの管理グループからも2名が参加し,誌面を盛り上げています!!
 内容は,KiCadのインストール方法から実際に過去のトラ技で実績のあった回路をプリント基板に起こすところまで一通りの作業の解説と,オートルーターやSPICEを使いこなしノイズの少ない基板を高効率で作成するためのKiCadの使いこなし術というものになっています.前者はPCB CAD設計初心者向けで,後者は他のPCB CAD等で経験のある中級者向けとなっており,ほぼどなたが読まれても読み応えのある面白いものになっていると自負しております.Web上でも,目次のチェックや内容のチラ見もできます.書店で見かけたら,ぜひ手に取って眺めてみてください!さらに購入していただけたら,何も言うことはございません(笑).

 さて,トラ技KiCad号の発売を記念して,kicad.jp管理グループでは,いつもお世話になっているユーザーの皆さまへ2つのプレゼントをご用意しました!

 1つ目は,ページ数の都合で載せきれなかった,KiCadの回路記号とフットプリント作成の解説Web記事です!こちらは,編集部様にかなり無理をお願いして,読者を限定しないWeb公開という形にしていただきました.KiCadのライブラリ作成方法を日本語でまとめて解説した記事はマニュアル以外ではなかったと思うので,この機会に活用していただければ幸いです.

 そして,もう1つは,EagleのライブラリをKiCadのものへ変換するコンバーターのWebアプリバージョンです!

 使い方はカンタン.下の青いテキストエリアに,Eagleのライブラリファイル(.lbr)をメモ帳などのテキストエディタで開いた内容をコピー&ペーストして,「変換」ボタンを押すだけ!!
 すると,さらに下の赤いテキストエリアに,KiCadのライブラリファイル(.libと.mod)の内容が出力されるので,それぞれの内容を新しいテキストエディタにコピー&ペーストして,最後にファイルを○○.libと○○.modという名前にして保存すればOKです!

 注意:このコンバータは,Eagleのバージョンが6以降のもので作られたライブラリにのみ対応しています.lbrファイルをテキストエディタで開いたとき,先頭が「<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>」となっていれば,対応しています.それ以外のライブラリの場合は,一度バージョン6以降のEagleで保存し直してからお試しください.
 注意2:このコンバーターは,まだかなり不安定です.手元のいくつかのライブラリで試してみたところ,変換できたのは半分程度でした.また,変換できたものでも,全てのコンポーネントがそのまま使えたものはありませんでした.特に現在のコンバーターは,円弧の変換アルゴリズムに致命的なバグを抱えています.ここで変換したライブラリは,実際の基板に使用する前に,十分に人の目で確認してください.

・【入力】Eagle 6.+ のライブラリファイル(.lbr)


・【出力】KiCadの回路図コンポーネント(○○.libという名前で保存)

・【出力】KiCadの部品モジュール(○○.modという名前で保存)


 こちらのコンバーターアプリはTrump211さんによって作成されたものがベースとなっていて,例によってオープンソースです.全てのソースコードは,こちらをご覧下さい.

 そういえば,今号のトラ技には,Eagleのライブラリもついてくるらしいですね.

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