KiCad本を発売しました!

 広告や口コミ等でお聞きの方も多いとは思いますが,この度,CQ出版様から,初の日本語のKiCad解説書を出版させていただきました.愛称は「KiCad本」です.よろしくお願い致します.

 記事の内容の半分は,前回のトラ技記事の内容を最新のKiCad安定版用にアップデートしたものですが,あとの半分に,CQ出版編集部の皆さまによるプロの校正が入った,KiCadマニュアルの完全日本語版を掲載しました.こちらの日本語訳は,kicad.jpユーザーグループの皆さまにご協力いただいたものです.本当にありがとうございます.

 管理グループとしても,皆さまに何とかご恩返しができないかと相談し,マニュアル部分の原稿料を大部分返上して,そのぶん書籍の値段を下げていただきました.そのため,CD-ROM付き248ページで2700円(税込2916円 @8%)と,破格の値段設定となっております.なので,これがトラスペの通常の値段と思わないでください,KiCad本だけの特別価格です.

 その他にも,トラ技では誌面の都合で載せきれなかった,回路図マクロやフットプリントといったライブラリの作成方法や,完成した基板データのP板.comへの発注方法,Digi-keyへの部品の発注方法の記事もあります.また,KiCadが採用しているGPLというライセンスについて,最近話題の中国の格安基板メーカーについて,このkicad.jpというKiCadの日本ユーザコミュニティの成り立ちと運営方針についてといった,普段あまり気にされないであろう部分についても書き下ろさせていただきました.
 書店で見かけたら,手に取ってパラパラとめくっていただければ幸いです.よろしくお願い致します.

 最後になりましたが,こうして本を出せるまでにKiCadとkicad.jpを支援してくださった,kicad.jpユーザーグループの皆さまに厚く感謝を申し上げます.本当にありがとうございました.

kicad.jp管理グループ一同

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