いよいよ今日はトラ技KiCad号の発売日ですね!
このkicad.jpの管理グループからも2名が参加し,誌面を盛り上げています!!
内容は,KiCadのインストール方法から実際に過去のトラ技で実績のあった回路をプリント基板に起こすところまで一通りの作業の解説と,オートルーターやSPICEを使いこなしノイズの少ない基板を高効率で作成するためのKiCadの使いこなし術というものになっています.前者はPCB CAD設計初心者向けで,後者は他のPCB CAD等で経験のある中級者向けとなっており,ほぼどなたが読まれても読み応えのある面白いものになっていると自負しております.Web上でも,目次のチェックや内容のチラ見もできます.書店で見かけたら,ぜひ手に取って眺めてみてください!さらに購入していただけたら,何も言うことはございません(笑).
さて,トラ技KiCad号の発売を記念して,kicad.jp管理グループでは,いつもお世話になっているユーザーの皆さまへ2つのプレゼントをご用意しました!
1つ目は,ページ数の都合で載せきれなかった,KiCadの回路記号とフットプリント作成の解説Web記事です!こちらは,編集部様にかなり無理をお願いして,読者を限定しないWeb公開という形にしていただきました.KiCadのライブラリ作成方法を日本語でまとめて解説した記事はマニュアル以外ではなかったと思うので,この機会に活用していただければ幸いです.
そして,もう1つは,EagleのライブラリをKiCadのものへ変換するコンバーターのWebアプリバージョンです!
使い方はカンタン.下の青いテキストエリアに,Eagleのライブラリファイル(.lbr)をメモ帳などのテキストエディタで開いた内容をコピー&ペーストして,「変換」ボタンを押すだけ!!
すると,さらに下の赤いテキストエリアに,KiCadのライブラリファイル(.libと.mod)の内容が出力されるので,それぞれの内容を新しいテキストエディタにコピー&ペーストして,最後にファイルを○○.libと○○.modという名前にして保存すればOKです!
注意:このコンバータは,Eagleのバージョンが6以降のもので作られたライブラリにのみ対応しています.lbrファイルをテキストエディタで開いたとき,先頭が「<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>」となっていれば,対応しています.それ以外のライブラリの場合は,一度バージョン6以降のEagleで保存し直してからお試しください.
注意2:このコンバーターは,まだかなり不安定です.手元のいくつかのライブラリで試してみたところ,変換できたのは半分程度でした.また,変換できたものでも,全てのコンポーネントがそのまま使えたものはありませんでした.特に現在のコンバーターは,円弧の変換アルゴリズムに致命的なバグを抱えています.ここで変換したライブラリは,実際の基板に使用する前に,十分に人の目で確認してください.
・【入力】Eagle 6.+ のライブラリファイル(.lbr)
・【出力】KiCadの回路図コンポーネント(○○.libという名前で保存)
・【出力】KiCadの部品モジュール(○○.modという名前で保存)
こちらのコンバーターアプリはTrump211さんによって作成されたものがベースとなっていて,例によってオープンソースです.全てのソースコードは,こちらをご覧下さい.
そういえば,今号のトラ技には,Eagleのライブラリもついてくるらしいですね.
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トラ技5月号の付録CDに収録のEagleのライブラリファイルを変換にかけてみましたが、うまくい変換できませんでした。
PUP様
こんばんは,このスクリプトを作成したyonekenです.
変換元のライブラリがあまりに大きいと,変換プロセスに時間がかかり,
さくらサーバーの設定でプロセスが強制停止されてしまうようです.
ライブラリを小分けにするか,http://kicad.jp/?p=136 の記事の
Pythonスクリプトを自分のコンピュータにダウンロードしてお試しください.
お手数をおかけしますが,よろしくお願いします.
yoneken 様
コメント返信ありがとうございます。
早速試しましたが、うまくいきませんでした。
別記事のコメントも参考に、ローカルXPでpython 3.3.0をインストールして、strt.pyを起動するとEagle v6 to KiCAD converterがGUI起動。
Convert Libraryボタンで、input>output・・すると Error Converting Library:`transistor` Can`t convert `None Type` object to str implicity See Log.txt for more info
となりした。
初心者にも分かりやす具体的に手順を説明して下さい。dos時代のORCAD は基板設計出来ませんでしたが、テキストエディターでライブラリーは簡単に出来ました。eagle もライブラリー管理が大変。市販のソフトウェアはライブラリーが豊富で、簡単。
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